保健師で働きたい!役所で募集している求人はどう?

2019-12-06

保健師は、健康管理のスペシャリストとしてとてもやりがいのある仕事です。また、今後の日本の課題から考えても、保健師は将来性のある職業といえます。特に近年は、地域医療の重要性が認識されており、行政保健師として住人一人一人に寄り添って働ける人材が求められているのです。

そんな行政保健師の仕事や、行政看護師になるための方法について解説します。

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保健師のイロハ!どんな仕事をするの?

保健師とは、病気の予防や健康増進といった公衆衛生の維持を目的として、その地域に住む人たちの健康管理や保健指導を行う人たちです。保健師助産師看護師法という法律に基づき、こういった業務に従事しています。健康診断を受けた後、日常生活で気になる症状はないか、といった健康相談に乗ってもらったり、食事のアドバイスをもらったりしたことがあるかもしれません。

こちらは保健師の代表的な仕事です。また、企業によっては保健師がいて、従業員の体やメンタルに関する相談窓口を設けているところもあります。いわば地域看護のスペシャリストといえるのです。

やりがい、安定!保健師の魅力とは

まず1点目は、住民や企業の従業員の健康を守る、地域に根差した仕事ができるということです。こういった人たちと直接かかわりながら、資格を生かして働けるため、やりがいを感じやすいといえます。2点目は、将来性のある仕事であるという点です。

今後、日本はますます少子高齢化が進んでいくでしょう。また、メタボリックシンドロームやがんなどの生活習慣病も増加の一途をたどっています。保健師の仕事が、健康寿命を延ばしたり生活習慣病を予防したりすることにつながり、保険料の増大を抑えることができるのです。

さらに、ストレスの多い現代社会において、メンタルヘルス問題が深刻になっています。企業などでも重要な役割を持つ保健師は、働き盛りの年代によるうつ病や自殺といった課題解決のカギも握っています。

知っておこう!保健師の種類

保健師は、働く場所によって3つの種類に分けられることが一般的です。1点目は学校保健師と呼ばれる人たち。大学や専門学校、一部の私立中学校や高等学校に勤務し、生徒や教員の健康相談や健康指導、時には病気やケガの応急処置を行います。

2点目は産業保健師です。企業に属して従業員の心身の健康管理に関する業務を行います。保健師を置くのは大企業がほとんどであるため、高い収入が得られ、福利厚生も充実していることが魅力です。3点目は行政保健師で、保健所や保健センターなどの公共機関に勤務する公務員の一部として位置づけられます。

そのため、学校保健師や産業保健師とは性質も採用方法も少し異なります。その地域に住む人たちの健康管理から、障害者の医療相談や生活サポートといった幅広い業務に従事することが大きな特徴です。

人気が高い!行政保健師の魅力に迫る!

やりがいと将来性を合わせ持つ保健師は人気の高い職業の一つですが、行政保健師は特に志す人がたくさんいます。その魅力をご紹介します。まずは、保健師の資格を生かし、幅広い業務を行えることです。主な仕事は、住人に寄り添いながら健康相談に乗り、食生活や運動習慣のアドバイスを行うこと。

目の前の住人の健康改善や健康維持に貢献できるのです。さらに、高齢者や障碍者など一人一人の生活習慣や求めていることを把握し、介護やリハビリなどに関する適切なアドバイスを行います。特別なサポートを必要とする人たちが安心して生活し、医療を受けられるようにするためにも保健師の仕事は重要です。

また、公務員として働くため、安定して長く仕事を続けることも大きな魅力です。給与の規定も法律によって定められており、住居手当や扶養手当、期末・勤勉手当なども得ることができます。ワークライフバランスの取り組みを推進しているところも多いため、残業や長時間労働の心配はほとんどありません。

どうやって採用されるの?試験内容をご紹介

公務員として地方自治体などに入職するため、公務員採用試験を受験し、合格する必要があります。まずは一次試験。教養科目と専門科目が課されることが多いです。教養科目は、英文や現代文、古文などの文章問題が出題される文章理解や、主に政治や経済の問題などの社会科学があります。

また、自然科学と呼ばれる高校レベルの数学や理科、数的処理と呼ばれるグラフや数学の問題が出題されます。各分野は1問から5問程度ですが、広い範囲の勉強が必要なため、苦労する人も多いのが教養科目の特徴です。専門科目は、公衆衛生看護学や地域看護学、保健統計、保健福祉行政論といった専門性の高い科目です。

学生時代に学習した内容であることがほとんどのため、比較的勉強しやすいといえます。一次試験を突破した後、二次試験では小論文と面接が課されます。「生活習慣病の予防について」、「食育に関する問題について」といった、小論文試験で頻出のテーマについて勉強しておくことが大切です。

面接では、保健師を志した理由、その自治体の志望動機、入職後はどんな仕事をしたいかといったことが聞かれます。自治体によっては、三次試験、四次試験として複数回の面接試験が課されることもあります。このように、長期間かけて選考が行われ、合格した人が行政保健師として仕事ができるようになるのです。

保健師の採用は、最も採用数多い事務職に対して数人程度という場合が多く、また試験日程も事務職とは大きく異なるため注意が必要です。各地方自治体のホームページ等を確認し、採用数と試験日程、試験内容を確認しておきましょう。

狭き門!行政保健師になるならしっかり対策を

何科目も勉強する必要があるうえ、採用人数も極めて少ない行政保健師。魅力のある職業のため、毎年の志願者も多い傾向があります。まずは受験したい地方自治体のホームページで必要事項を確認し、綿密な学習計画を立てましょう。

なじみのない科目にも取り組むとともに、学生時代に勉強したことを復習しながら勉強を進めていくことが大切です。次の試験で合格することを視野に入れて、短期集中の意識を持って対策に取り組みましょう。


行政保健師の資格が地域を変える!

地域住民や企業の従業員の健康を守る保健師の仕事。自分の資格を活かしてしっかりと地域に貢献したいなら、行政保健師を目指してみてはいかがでしょうか。試験は難しく、採用数も多くはありませんが、入職後は生き生きと仕事ができるでしょう。

試験についてしっかり確認し、試験科目や小論文、面接の対策をしっかり行えば、合格も夢ではありません。